Emriverによる水防災学習

5年生では、これまでの野洲川学習のまとめの時期として、京都大学防災研究所 水資源環境研究センターの田中賢治先生をお迎えし、Emriverと呼ばれる河川を対象とした水理実験と地学教育を行うためのジオモデル(水理実験装置)を活用しての水防災学習を行いました。

Emriverとは、河川の侵食、運搬、堆積といった作用や、蛇行、デルタ地形の形成などを視覚的に観察できるもので、アメリカで開発された装置です。日本には約20台ほど設置されており、地形の変化を再現しながら河川の働きを学ぶことができます。河川の地形変化を再現し、治水や減災に関する理解を深めることができ、土砂流送プロセスを観察できます。教科書で学んだ知識を、実際に手を動かすシミュレーションを通じて深く理解することができます。特に、自然災害の学習においては、Emriverを使って地形が刻々と変化する様子を再現し、災害発生のメカニズムや対策について具体的に学ぶことができます。【生成AIによる解説】

子どもたちは、田中先生から水害が起こるメカニズムについての説明を受けた後、実際にEmriverの装置に中洲小と中洲学区の地形を想定してジオラマ模型を作成し、上流から水を流すことでどのような川の流れ方や地形の部分が水害に見舞われやすいかを予測し、実際にはどうなのかをその場で検証し、街づくりに大切なことと防災についての学びを深めました。