6年 夢プロジェクト

 卒業を前にした最後の総合学習「夢プロジェクト」が進んでいます。この学習では、様々な職業の方から話を聞いて、それぞれの将来の夢や仕事像について考えを深めていきます。
 この日は、京都の抹茶を使った洋菓子で有名なお店の職人さんに来ていただきました。今は、和菓子部門で和菓子づくりをされています。
 和菓子の材料の餡などを準備してくださり、一人ひとつ、桜をかたどった和菓子作り体験もさせていただきました。ピンクの生地に微妙な白を入れる工程や餡を包んでいく工程、形作りの工程など、説明を聞きながら作業を進めました。
 和菓子作りの仕事についての話では、苦しいことや大変なことより、作る楽しさ、何よりお客さんが喜んでくれるうれしさが大きい。形作りは誰がやっても同じ形になるように修行する。少しでも熱が加わるとすぐに乾燥が始まるので、1つを2分以内につくりあげます。でも、最も大切なのは、餡や生地づくり。季節によって気温や湿度が違うので、その時その時に一番ぴったりのものを作るのが一番大事です。など伺うことができました。
 自分で作った和菓子を試食した子どもたちからは、「おいしい」「うん、おいしい」の声が、繰り返し聞かれました。